☆ヴェルディ:歌劇《アイーダ》

昨日は友人に誘われて、初オペラの観賞をしてきました!!


生オペラ、人生初でございます(どぉ~ん)


もう行く前からドッキドキでした!!しかも誘われてチケットをもらって
値段を見てびっくりです!!S席14000円也~(ぐはぁ)

そんなお値段ということもあってか、周りの観客の層が

だいぶ雰囲気が違うのに気づく(どきどき)

なんていうかマダムンムンな感じとセレブンブンな感じが(ゴクリ)

観客の5割は年齢層が50以上な感じがしました。

で、肝心の生なオペラはどうだったかといいますと、


現実感がしませんでした(えええええ!?)


いえ、なんていうかこうダイレクトにオーケストラの音と歌声が響いてくるのですが
自分で見聞きしているものが現実として認識されないというか。

オペラというと、もっぱらTVという媒体をとおしてというのが大半なので、
会場に響き渡る声があまりにもすごすぎて、そのすごさを感知できないというか。

自分で何言ってるかわからなくなったので、次!!

内容について!!!

アイーダをご存知の方は、この先はすっとばしてください(笑)
そしてアイーダの物語が大好きだという方も、すっとばしてください(えええ!?)
ネタバレをがつがつ語りますので、ネタバレに関してもご注意ください☆

内容は、エジプトの将軍ラダメスと奴隷の娘アイーダの悲恋の物語です。

しかし奴隷といってもアイーダは元エチオピアの王女で、身分を隠して奴隷と
なっているわけありの身の上。

ラダメスはそれを承知でアイーダと恋仲になるのですが、実は

エジプトの王女もラダメスの事が好きなのです。

はい、きた~~~~~!!ライバル!!!三角関係(?)!!

で、物語の見せ場は、この3者の間の心の揺れ具合なのですが、困ったことに
見ていてわたしは

エジプトの王女にがっつり感情移入してしまったわけです!

そんなもんですから、物語の展開が、釈然としないこと極まりないわけです!!!

祖国への想いと愛する人への想いに板挟みになり苦悩するアイーダ。

きっとここは観客はアイーダに感情移入をするところなのかもしれませんが、

ちっともアイーダに感情移入ができないのです!!

あ、ちなみに演じてた方がどうのこうのとかじゃないです(断じて)

アイーダを演じていた方はすごい声量のある人で素人であるわたしから見ても
すごいと思う人でした。

で、話は物語に戻るのですが、ラダメスのアイーダに対する一途なまでの想いが
物語全般をとおして語られるわけですが、なんていうか、


ラダメスの想いが重い(えええええ!?)


いや、いやいやいやいや、ここで観客はそのアイーダへの切なる熱きラダメスの
想いにときめくところなのかもしれませんが、


何故かしら、イラっとくるのは(ええええ!?)


あの、本当、エジプトの王女の視点というか感情移入で物語を見てしまったので
もうなんていうか、最期にアイーダとラダメスが手をとりあって……というところで
皆しんみりして涙するところなのですが、

釈然としない切ない想いでいっぱいでしたよ!!

なんで、ラダメスは王女の想いがわからないわけよ!!!とこう憤りが!!

なので、一番のお気に入りのシーンは、戦で功労をたて英雄になったラダメスが
王からなんでも褒美を与えると言われた時に、ラダメスは戦った相手の国、
エチオピアの捕虜たちの自由を願い出たのですが、エジプトの大神官の助言によって
それは叶わず、そのかわり我が娘(エジプトの王女)と結婚し、
末ゆくはエジプトを治めよ
と王に言われるシーンがあるのです。

そこでエジプトの王女がアイーダに対して

「もしあなたが本当にラダメスを愛しているのならば、この場から彼を奪うがいい。
それができるものならば」

と、それらしきことを言うところがあるのですが、

本当にそのとおりじゃぁぁぁぁ!!!

やれるものなら、やってみるがいいっ!!!(超上から目線)

とめっちゃエジプトの王女の気持ちにシンクロして思ってました(笑)

権力もあって美貌もあって地位もあって、王女の何が不満だ、ラダメス!!みたいな。

私がラダメスだったら、アイーダを祖国に逃がし、アイーダの幸せを願いながら、
エジプトの王女と結婚して彼女を大事にするよ
と姉にいったら、
最悪呼ばわりされました(ぐはぁ)

「打算でもなく、相手の為に命を投げ出してもかまわないのが「愛」なのよっ!」

と言われましたが、

自分あっての人生なのに、相手の為にそんなに自分の人生
簡単に諦めていいのか!!?


とか、すごい思ってしまい、一人で悶々しちゃったべさ!!!

とまぁ、そんなわけで、ぐいぐいと物語にひきこまれたのは確かです(笑)

私がアイーダの物語の最期をしめくくるのならば、墓で2人死のうとしているのを
エジプトの王女が密かに2人を助け出し逃がすかなぁ~。
で、エジプトの王女はラダメスよりもいい男と結婚して幸せになると。

自分にふりむかない男なぞ、早く忘れてしまうがいいさ~。

いやぁ~しかしエジプトの王女を演じた方は素敵でしたよ~~~~vvvv
しかもシーンごとに着ている衣装が変わって、それもまた素敵でしたvvv

黒い衣装をまとって、ラダメスに審判をくだす司祭たちの前で、ラダメスの命を
助けてほしいと歌う彼女はすごい印象的だったわ~。

っていうか、私のアイーダの記憶はほぼエジプトの王女のシーンで埋まってます(笑)

そんなわけで、すごく貴重な体験をさせてもらいましたvv
誘ってくれた友人にすごく感謝ですvv

で、オペラのあとに呑み屋で食べたカニ雑炊も美味しかったですvvv

(オペラの話だったのに、最後は食べ物の話でしめた~~~!!!)

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索