レンタルビデオ屋で見かけたりして気になっていた映画が
TV放映されたので録画して観てみました!

【 エスター 】


★ストーリー概要★

3人目の子供となる女の子の出産を待ちわびていた夫婦。
しかしその女の子は死産してしまう。
そこで夫婦は身寄りのない子供を養子に迎えることを決意する。
生まれてくるはずだった女の子ジェシカの分の愛情をそそいであげたいと。

孤児院に見学にいった夫婦はそこで9歳の少女エスターに出会う。
他の施設の子供たちとは遊ばず、一人静かに絵を描いて過ごしていたエスター。
少々服装など独創的ではあるものの、夫婦は彼女を気に入り養子として
エスターを迎えることになる。

家族としてエスターと暮らすことになる一家。
1番目の息子は、父親の愛情が奪われたようで、ちょっと風変わりな妹が
できたことに素直に喜べない。
2番目の娘は、耳が生まれつきほとんど聞こえないが、新しい家族に大はしゃぎ。

学校にも通うことになるが、その初日にパーティーに着ていくような格好をして、
母親に注意されるが、そのままの格好でいくと譲らないエスター。
格好からして浮いてしまったエスターは、初日にしてクラスの女の子の
いじめのターゲットにされてしまう。
風変わりな彼女を助けようとする生徒は誰もいない。

このあたりからどんどんと物語の雰囲気は不穏になりはじめる。


「この娘どこかが変だ」


不幸な生い立ちの影に潜む、一見偶然とも思えるようなおかしな経歴。

エスターのもつ「違和感」に最初に気づいた母親だが、そんな母親の
危機感を嘲笑うようにエスターの巧妙な手口で、家族は次々に分断されていく。

彼女は一体何者なのかー。



というわけで、観ていてすごくもどかしかったです。

っていうか、幸せな家族に対するエスターの亀裂の入れ方のすごいことといったら。

観てて、「なんだ、この女」とエスターに対して相当イラっときたり(笑)

やることの手口が汚いんだな、これが(えええええ!?)

純粋さや無垢を盾に、その実相当腹の中がどす黒いというか。

これはもしかしたら男女で感じ方が違うかもしれません。
もしくは誰に感情移入して観るかにもよるかもしれませんが。

女特有の陰湿な手口がなんかわかるだけになぁ~。

私は主人公(になるのかな?)である母親に感情移入して観ていたので、
余計に感じ方が主人公寄りでした。

衝動とかそういうレベルではなく、明瞭な悪意がそこにあって、それを平然と
実行していく周到さが


怖いです。怖かったです。


やっていることそのものも恐ろしいのですが、映像よりも心理が怖いというか。

- 他人の人生をいとも簡単に狂わせる非道さ。
- 不幸の入り口まで坂道を転がり落ちるようにして襲いかかる展開

その結末は見てからのお楽しみ。

一度観たら、このエスターという少女はインパクトありすぎて忘れられません(笑)

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索