なかなかいっこうに映画話がすすまないのですが、ぼちぼちと
あげていこうと思います!

今回の映画話は【 後宮の秘密 】でございます!

以下、ストーリー概要。

韓国で最も厳しい『青少年観覧不可(19歳未満は鑑賞禁止)』に
なりながらも、「週末興行ランキング第1位」を樹立し、
最終的には「19禁映画史上最高の観客動員(260万人)」を記録。

「愛」につき動かされ、「権力」にほんろうされ、「復讐」に
惑わされていく三人の男女の運命は、死ぬまで出ることの許されぬ
地獄のような王宮で、激しくかき乱されていく。

韓国の架空の宮中を舞台に複雑な人間関係を描いた時代劇。

ある日、王の異母弟ソンウォンは、立ち寄った宮廷役人の家で見かけた
令嬢ファヨンに一目で心奪われる。
しかし、ファヨンは家の使用人であるクォニュと恋仲にあった。

平穏な生活にいたはずのファヨンだったが、王の後妻としてファヨンに
白羽の矢が立てられた。

断ることのできない縁談に、彼女は恋人のクォニュと逃避行を図るが、
父親の追っ手に捕まり、仲を引き裂かれてしまう。

そうして5年の月日が流れる。

王の後妻として召されたファヨンは王の世継ぎである男児を出産していた。

しかし、王は体を悪くし次第に弱っていき、ついに崩御。
その後を異母弟ソンウォンが王位を継ぐことになった。

彼は5年前より秘かに心よせていたファヨンが未亡人になったのを機に
我がものにしようとするが、朝廷において実権を握ったソンウォンの母である
大妃が、王の世継ぎの母でもあるファヨンに脅威を感じ、密かに亡き者にしようとしていた。

後ろ盾であった王が死去し、後宮で孤立するファヨンとその子供。

大妃は意にそぐわない者達を次々に処刑していき、その矛先は役人でもあった
ファヨンの父親に及ぼうとしていた。

そんな中、かつての恋人クォニュが彼女の前に姿を現す。

5年の間、消息を知ることができなかったクォニュの生存に喜び、助けを求めるファヨン。

しかし、5年前、ファヨンとの逃避行の末に失敗したクォニュは、ファヨンの
父親に処罰として男性の象徴を切り落されていた。

男として生きる道を絶たれた彼の心中は、行き場のない怒りと復讐で燃えていた。


(密林より一部抜粋)


まぁ、なんだ。ドロドロですよ。(ええええ)


5年の間、後宮での生活に耐えてきたファヨンにとって、クォニュとの再会は
とても喜ばしく心の支えになりうるわけだったのです。

が、宦官となって朝廷仕えになったクォニュは人が変わったかのようになってしまい
クォニュの立場ではなく、大妃側につくことになるのです。

彼女の後ろ盾になり支えてきた父親が処刑されるのをやめさせ助け出そうと
必死になるファヨン。父親を助けることのできる書簡をクォニュに託すが……。

王になったソンウォンには隙あらばと身体を狙われ、その母の大妃には命を狙われ、
子供を守りうまく立ち回らなければ、後宮で生きていくことができない。

さらにファヨンの侍女は、かしずかれ贅沢ができる王の妾になる野心を持ち、
王に近づこうとしていた。

いろいろな人間の思惑がからまりあい、陰湿さが加速していきます。

あ、ちなみにR18指定になってますが、エロス方面とグロさ方面の両方での
規制になってるのかなという印象。

ファヨンが「生きること」を諦めず、それでいて決して自分が意のままに
蹂躙されることのないよう、かけひきする様は、すごいです。

まぁ、なんだ。女は強いよね。

ファヨンは強くならざるおえなかった経緯がありますが。

それにしたって、王の異母弟であるソンウォンは、自分の母である大妃の
操り人形で、王の器ではないダメ男として描かれていますが、

ある意味、宮廷のおかしさに対する反抗児だったのかなと。

愛してもいない正妃をあてがわれ、宦官たちや自分の母親たちに監視されるなかで
世継ぎを残すための儀式をしなくてはいけない。

男として王としてのプライドを母の大妃に踏みにじられ、自暴自棄になるってもんです。

あとファヨンの元恋人であるクォニュ。彼女を裏切った代償は大きいかと。

様々な人間の行く末がどうなるかは見てからのお楽しみです。

ドロドロとした感じですが、印象に残った映画でした。

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