最近はなかなか気力がわかずに、ずいぶんと映画が録りためてあり
ブルーレイの容量がまたもや危うくなってきた竜堂でございます。

この映画、実は今年の2月頃に放映された映画。

5ヶ月はまだ新しい方で、ひどいと2年前に録画した映画を未だに
観れてなかったり(もうここまで観ないとずっと観ないんじゃ…)

そんなわけで真冬のホラーと銘打って放映されてましたが
真夏のホラーになったのはいうまでもないです。

以下、ストーリー概略。

舞台は1945年の英国。海岸から遠く離れた霧の立ちこめる島で
グレースは広い屋敷でまだ幼い子供のアン(♀)とニコラス(♂)と暮らしていた。

そんな屋敷の呼び鈴を、年老いた女と男、そして口がきけない若い女の3人が
そろって鳴らす。

グレースは新聞広告に出した使用人の求人を見て面接に来た人たちだと思い、
屋敷の中へと3人を招き入れる。

ある日突然、屋敷の使用人たちが給料も受け取らずに一斉にいなくなって
しまい人手不足で困っていた経緯を3人に話し、屋敷の中の案内しながら、
この屋敷でのルールを説明する。


《 次の部屋の扉を開ける際は、必ず前の開けた扉を閉め、鍵をかけること 》

《 子供たちは日光アレルギーがあるために、カーテンを必ず閉めること 》

《 電気はなく、夜はランプの灯りのみで過ごすこと 》

《 騒音を嫌うグレースの為、家には一切TVやラジオなどがないこと 》


神経質すぎるグレースの言動に戸惑う3人。
しかしこれは「子供たちの命にもかかわる問題になりかねないこと」だからと
グレースは説明する。

そうして雇用された3人だが、すぐに3人が新聞広告の求人を見て屋敷に
きたわけでないことが発覚する。

新聞広告に載せるはずだった求人の記事が新聞社に届いておらず、
ポストに回収されず残ったままだったのだ。

そのことを問いただすグレースに、老婆はグレースがこの屋敷に住む前に
この屋敷で働いていたことを明かす。
雇用主が屋敷を去ることで一度は屋敷を離れたが、屋敷のことを忘れられず
広い屋敷だから、熟知した使用人なら雇ってもらえるかもしれないと考え
やってきたのだと。

そうして新たな使用人との生活が始まったが、その頃から子供のアンが
奇妙なことを言い始める。

それは、『 この屋敷には他にも誰かがいる 』と。

しかし、それはアンにだけ見え、グレースにもニコラスにも「見えないもの」だった。

子供の空想遊びだと一蹴していたグレースだったが、その頃から屋敷内では
ポルターガイスト現象が起き始める。

屋敷のどこからか聞こえる泣き声。2Fの廊下を走る足音。
風もないのに揺れるシャンデリア。鍵をかけたはずの扉が勝手に開いたりする。

最初はアンがふざけてやっているか、使用人がやっているのではないかと思い
叱責するグレース。

アンは屋敷内での不可解な現象は『ロバートという男の子がやっていることだ』とグレースに
何度も説明するが、グレースはそれを頭ごなしに否定する。

誰かが屋敷の中に入り込んでいると思ったグレースは屋敷中のカーテンを
全て開け部屋内を隈なく調べるが、誰もいない。

ある夜、グレース自身も否定しきれない不可解な現象を体験し、それがこの世のものでは
ないものの仕業だという結論に達する。

敬虔なるクリスチャンだったグレースは「生きている者と死んだ者は永劫の果てまで
交わることはない」という聖書の言葉を頑なに信じていたが………。



といった感じで物語は進んでいきます。

もう冒頭からして、不吉な予感モリモリでございます(笑)

まずは霧深い島に建っている孤立した広い屋敷。色彩のあせた光景。

生活感がまるでなく人の気配を他に感じさせない。

さらにどこか囚われている感がある主人公のグレース。
子供を守るがための一種の強迫観念みたいなものが常につきまとってます。

非常に危うい細い糸の上を歩いているかのような精神状態を主演のニコール・キッドマンが
演じていたのがとても印象深かったです。

調べてみたら、この作品でいくつかの賞にノミネートされていたみたいですね。

あと製作総指揮がトム・クルーズだったのにもびっくり!

出演している方じゃなくて製作側なの!?という驚きが。

そしてグレースの声の日本語吹き替えを担当していた戸田 恵子さんもすごかった!

戸田恵子さんすごいよ!グイグイとその声の演技にひきこまれましたよ!
私は映画は基本字幕派なのですが、吹き替えすごいと思いました。
アンパンマンの声と同じ人なんだよなぁ~…声優さんって本当すごいなぁ…。

あと見ていて思ったのは、鏡を使った演出。

ホラーものではセオリーですが、鏡があの世のものを映さないというのは
一体どうしてなんだろうか
と。

逆に現実では見えないけど、鏡をとおして見ると見えるっていうのもありますが。

はたしてグレースは屋敷の侵入者から、自分や子供たちを守ることができるのか。

私は見始めてから40分あたりから、「あれ……?」となんとなく先の展開が
よめたような気がしましたが、全然違う展開になりました(笑)

あと、ちょうどアンやニコラスと同じくらいの年頃の姪っ子甥っ子がいるのですが
このくらいの年の子の姉弟って、反応とか似てるもんだなぁと。

久しぶりにホラーものを見たのですが、面白かったです。

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